二年生は現在二度目の
立体作品を制作する課題に取り組んでいます。
今回は
鋭意制作中の学生の様子をお伝えしたいと思います!
まずは石膏粘土を磨いていた
與那嶺さん。
彼女は前回の立体の課題では自分の足をスタイロフォームを芯に石膏粘土で忠実に再現した作品を制作していました。
今回の課題では前回の作品の発展として
自分の腕を同じ素材で制作しています。
ただモノの再現をするだけではなく、前回よりも形や表面の処理のクオリティは上げながらも
空間を感じられるような作品を目指しているようです。
その工夫については「出来てからのお楽しみ!」との事です。
続いては人形の様なものを制作中の
佐村さん。
彼女は二年生の最後の課題である進級制作に向けて
作品のシリーズ化を試みようとしています。
今回の課題ではその先駆けとして1つの
自分だけのキャラクターを作るそう。
課題の導入の際の教授からの言葉をきっかけに、既製品を用いての作品を考え身近なアメの包装ビニールを使いキャラクターを作ろうとしているようです。
今後はそのキャラクターを元に絵画作品を制作したりと発展させていく予定だと話してくれました。
続いては洋服を細く切り刻んでいる萩原さん。
彼女は前回の立体の課題では服を切り刻み、それを編み合わせたものを天井から吊るし不思議な空間を作り出していました。
今回の作品では服を切り刻むという部分を引き継ぎ制作しています。
ある時に講義授業内での「服は第2の皮膚」との言葉も作品を作る1つの要素とし、
切り刻んだ洋服を使いそれを凝縮させる事で密度のある作品を目指しているようです。
どのような完成形になるかは制作しながら模索中とのこと。
続いては椅子に糸を巻き付け制作中の寺尾さん。
彼女は前期から一貫してパッチワークの作品を制作してきました。
今回の課題では後の進級制作に向けての第一歩としての作品を試みています。
元々裁縫にはまった経験から布を繋げていく作品を制作し続けてきた彼女は、その流れから以前から使用を考えていた
糸を使い制作しています。
絵の具によっては出せない色の重なりを糸の重なりによって出したいと話してくれました。
最後はいつも廊下で熱心に制作している姿が印象的な吉川くん。
彼は今回の課題では小屋を作りそれを森の中に設置する作品を作ろうとしています。
サイズがという意味ではなく、規模として大きな作品を作りたいと語り、周りの森を含めたその場所が作品として成立するようにしたいのだそう。
小屋のイメージとしては田舎のおじいちゃん家のように落ち着き、考えをまとめれるような場所にしたいと話してくれました。
以上今回は五名の学生に話を聞き更新しました。
それ以外の学生もそれぞれ自分のスペースで集中して制作している様子を多く目にすることが出来ました。
合評まで自分の理想の完成に向けて頑張って下さい!